11月の祝日『文化の日』『勤労感謝の日』
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- 11月1日
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11月の国民の祝日は、3日「文化の日」(今年2025年は月曜日)と、23日「勤労感謝の日」(日曜日、翌24日が振替休日)の2日です。一年の締めくくりに向けて、芸術や文化を味わい、日々の働きに感謝する――まさに心穏やかに過ごせる月といえるでしょう。

「文化の日」(11月1日)
「文化の日」は、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日とされています。皇居ではこの日に、科学技術や芸術などの分野で顕著な功績をあげた人々へ文化勲章の授与式が行われます。全国各地でも、美術館や博物館が無料開放されたり、文化祭・芸術イベントが開催されるなど、「文化」に触れる機会が多い日です。
その由来は、もともとこの日が明治天皇の誕生日(明治節)であったことにあります。第二次世界大戦後、GHQ(連合国軍総司令部)による「明治節」廃止の動きがありましたが、日本政府はこの日を「憲法公布の日」と重ねることで、「文化の日」として祝日に制定しました。つまり、「文化の日」は、明治時代から現代日本の平和と文化の継承を象徴する祝日なのです。
「勤労感謝の日」(11月23日)
11月23日の「勤労感謝の日」は、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」日と定められています。この日は、働くことの尊さや、支え合って社会を築くことへの感謝を改めて考える日です。家族や職場で「ありがとう」を伝える機会として過ごす方も多いでしょう。
もともとの由来は、日本の五穀豊穣を祝う宮中行事「新嘗祭(にいなめさい)」にあります。新穀を神々に供え、実りに感謝するこの祭は『日本書紀』にも記されている古くからの伝統です。つまり「勤労感謝の日」は、古代から続く収穫への感謝の心を、現代では“働く人々への感謝”として受け継いでいる祝日なのです。
11月は紅葉が美しく、気候も穏やかで、心にゆとりを持って過ごせる季節です。美術館や紅葉の名所を訪れ、日本の文化や自然を楽しむのも良いでしょう。また、勤労感謝の日を機に、家族や同僚に感謝を伝えたり、自分自身をねぎらう時間を取るのもおすすめです。
一年の終わりに向けて、「文化」と「感謝」をキーワードに、日常を見つめ直すきっかけとしてみてはいかがでしょうか。
参考:
内閣府 国民の祝日について
国立国会図書館デジタルコレクション 文化の日の由来
SKYWARD PLUS 勤労感謝の日の意味と新嘗祭
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